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アウトカム研究会

9月2日、3日と軽井沢へ行ってきました。

京都大学の福原教授を中心に、臨床研究をどのように進めるのかといった本格的なブレインストーミング目的とした、アウトカム研究会というものに招待されて、講演を行ってきました。今回は腎臓病をターゲットとしたもので、若い人たち12人が参加、1週間の合宿を行っていました。以前からこのような研究の重要性は認識されていますが、誰もやってこなかったことです。例えば、なぜ New England Journal of Medicineとか、British Medical Journalなどの世界の主要な臨床学術誌が、1980年はじめから臨床研究の成績が中心になったのでしょう。EBMという言葉が出てきたのもこの後ですが、日本ではもっぱら医学博士号のための分子とか、遺伝子の研究が中心で、臨床医学の中でも重要な臨床研究は、ほとんど見向きもされませんでした。日本では臨床研究をやっている人はどこの大学でも教授になれないのですかね。しかし、会に参加していた若い人たちは本当によく勉強していました。これからもがんばってほしいです。応援しています。

今度、厚生労働省で「戦略的臨床研究アウトカム研究計画」のグループを立ち上げました。政策的に重要な臨床研究のアウトカムを予測できるように、計画、推進しようというものです。はじめに「糖尿病」と「うつ」を取り上げたいというのが行政の政策と言う事で、関係学会や専門家と意見を交換しながらも、研究のデザインはこの研究班で立案、計画するということを考えています。どれだけ理解されるか、見物です。こういったやり方が米国のNIHや英国の政策を見据えた公的資金による臨床研究のあり方なのです。

今回の軽井沢に参加した若者たちはこのような研究の立案にどっぷりと頭をひねったという事です。皆さん、初めての経験に目が輝いていました。

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