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将来の日本の医療をになう人たちの育成に・・・

台風がいくつか過ぎ、いつのまにか秋らしさをそこここに感じられるようになりました。

日本を巡る環境は相変わらず厳しい状況ですが、医療制度についても今年4月に改定された「改革」でも、手術件数での診療報酬の変更等の不適切さについてはすでに見直しがあるようです。なんという見通しの悪さ、というかみっともないことこのうえない。こんなことで毎年のように医療制度「改革」が行なわれては、現場はたまったものではありません。また、卒後臨床研修は制度も経済的支援計画も不透明なままです。将来の日本の医療をになう人たちの育成にこんなことでは困ったことです。なんとかしてほしいものですね。

ご存じかと思いますが、日本医師会の坪井会長のお招きを受けて、日本医師会の「医療政策会議」の議長をお引き受けしました。第1回が終わり、第2回が来週開催されます。これからの医療制度について、責任ある、将来を見据えた、大きな政策提言が医師側から国民に対してできれば、と考えています。日本医事新報の6月1日と15日号に掲載された鈴木厚先生の基本的認識に立ちたいと考えます。鈴木先生にも先日お会いしました。昭和36年からの「国民健康保険制度」は経済成長を経た後の経済の低迷、日本の公共事業へのニーズの変化(土木建築から健康医療バイオ産業へ)、疾病構造の変化等に対応しておらず、行き当たりばったりの対応は完全に行きづまっています。今の医療の「無駄」はどこにあるのか、医療の質はどう保証するのか、患者と国民の選択は何か等々、多くの課題に取り組んでいきたいと考えています。いろいろご意見をお寄せください。会議の進捗状況も適宜お知らせします。さしあたり「自由診療-混合診療」、「医師免許更新制度」、「公的医療機関のセーフティーネットとしての整理、整備」等を検討課題として提案しています。「国際化時代」の日本にあって、社会に責任ある医療提供者としての医師会であることを大きな座標軸にしたいと思います。私の基本的認識と考えは、このサイトで明らかにしていきたいと考えています。

来月9月19日、The Economist主催による第3回「日本のヘルスケア改革 円卓会議」がホテルオークラで開催されます。私は「ヘルスケア改革に取り組む場合の礎となる基本的課題」というセッションで厚生労働省の中村秀一審議官(8月30日付けで老健局長に就任予定)と米国先進医療技術工業会のMs. Baileyとともに基調講演をします。午後は別の場所で行なわれるAPECの新薬開発に関する会議で講演することなっており、全部をきけないのは残念です。

ところで、5月26~30日、京都で国際内科学会を開催させていただきました。その時の講演(英語ですが)の評判が良かったので後日このサイトにもアップしますね。ぜひ読んで下さい。

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