グローバル

再びロンドンへ

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11月4日の東京での会議の夜に成田を発ち、パリ経由でロンドンへ向かいました。5日の午後から、私も委員として参加していたWHO健康の社会要因コミッション(Commission on Social Determinants of Health:CSDH)の最終会合があるからです。報告書もきれいにできました。

Obama氏が次期アメリカ大統領に決まったのが、ちょうど現地時間で5日の朝5時ごろ。私はパリのドゴール空港のラウンジで、テレビのライブで彼の演説を聴きました。すばらしいメッセージでしたね。世界が見ていることを意識し、アメリカという国をしょって立つリーダーとしての強い意思表明の言葉です。Googleでいろいろと関係サイトを訪ねてみてください。もちろん英語のサイトですよ。

この会議、すばらしいことに英国厚生省の主催なのです。世界から500人ほどが参加する会議になります。会議の詳細はほぼ同時に中継され、WebサイトでスピーチやVideoなどが見ることができます。会議の内容、そして雰囲気も想像できるのではないかと思います。私のインタビューもあります。ちょっとあがってしまいました。<1対1>のインタビューで、しかも全体のプログラム、どんな人たちとどんな話をしたのか、これからする予定なのかもわからずぶっつけ本番、編集もなしで5~6分。汗が出てきます。

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写真1: Brown首相

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写真2: Johnson大臣

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写真3: Marmot委員長

6日の開会は、初めにGordon Brown首相、次に厚生大臣Alan Johnsonが演説されました。2人ともさすがに英国の政治のリーダー。上手いものです。この会議での報告書を受けて、英国政府はこのWHOのCSDH ChairのMarmot教授に具体的な政策立案を要請し、特別委員会を招集するという決意表明もありました。結構、本気ですね。立派なものです。これこそが、本当の政治主導というものでしょう。うらやましいです。

官僚、お役人、そして政治家(なぜか2、3世が多い。しかも選挙区まで世襲というある国の異常さもありますね。あまり「国の外」には知られていないのかも)の役割の違いを理解しない、そして官僚を「civil servants」と認識するか、「お上」と認識するか、この英国と日本の国民意識の違いは大きいです。このような基本的な社会の認識の違いもわきまえず、すぐに英国の真似をして、「agencies化」、「民営化」、そして「2大政党」であるとか知ったかぶりをして、サッチャーイズムであるとか、困った時に似たような制度を、うわべだけで導入する政治家、役所、識者にも困ったものです。

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写真4: 総合司会BBCのJohn HumphrysとWHO委員長Marmotさん

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写真5: パネル、左の司会はLancetのEditor、Dr. Richard Horton

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写真6: レセプションで東京大学の橋本さんたちが中心で作っているアジアネットワークと、WHO神戸センター長のDr. Kumaresan(左から3人目)

今回の会場はQueen Elizabeth II Conference Center、ホテルはRoyal Horseguards。歩いて数分の距離です。首相官邸のDowning 10Westminster Abbey、Big Benのある国会議事堂 Parliamentなどを挟む位置にあります。9月のはじめにもここに来ました。そして今回は西ヶ廣公使のお宅にもちょっとお邪魔しました。

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