グローバル

「原子力の安全」:米国GAO報告書と国会事故調報告書

→English

民主制度では「三権分立」が基本であり、政府(行政府)の仕事をチェックする独立した機構とその機能は大変大事なプロセスです。

米国ではGAO(Government Accountability Office)という機関があります。これは立法府の議会のもとにあり、2004年まではGeneral Accounting Office(日本では「会計検査院」)でしたが、2004年に「General Accountability Office」と改名しています。この GAOが議会-立法府-のもとにあり、行政府のチェック機構になっています。

つい最近のことですが、GAOから“Nuclear Safety:Countries’ Regulatory Bodies Have Made Changes in Response to the Fukushima Daiichi Accident”という報告書が出ました。この中で国会事故調の報告書が6、7回引用されています。

日本の統治機構の改革に、「憲政史上初」である国会事故調がお役に立つと思うと、私たちチームはとてもうれしいです。従来の日本の統治機構の脆弱さを見せたのが国会事故調だったのです。いうなれば、患者さんの「全身CTスキャン」で、からだの内部の問題を見つけてあげたのです。どうする?と患者さんに問いかけているのだと言えるでしょう。だから、海外からも高く評価されているのだと思います。

ところで国会事故調で「日本の文化」、「マインドセット」という言葉を使ったので、結構批判されました。しかし、このGAO報告書もそうですが、さらにIAEAでは、4月8日-11日に「Workshop on Global Safety Culture – National Factors Relevant to Safety Culture」を開催されます。福島の事故を受けての企画ですが、このような切り口からの会議は初めてということです。

私には日本政府等からも、IAEAからも、連絡もお招きも受けませんでした。なぜでしょうね。私は海外の専門家から、この会議の件を知らされました。

2012年にも同じようなことがありました。なぜなのか、考えてください。

3年を迎えた3月11日前のページ

3月11日前後次のページ

関連記事

  1. リーダーシップ

    CSISとの討論: 健康政策と「3.11」以後の日本再建

    →English今年の初めにご紹介しましたが、米国でも著名なシンクタ…

  2. グローバル

    原子力発電の課題、日本と世界

    原子力はクリーンエネルギーとして世界中で新たな建設が拡大しつつあります…

  3. キャリア

    11月の海外いろいろ -4: 台北、医師の教育の話題

    →English春頃でしょうか、台湾の内科学会から講演…

  4. イノベーション

    Joi ItoくんがMIT Media Lab所長に:日本を変えよう!

    →English世界的の若者の憧れの的の1つ、世界でも超有名なMIT…

  5. グローバル

    野口英世アフリカ賞、私達の伝えたいこと

    →English野口英世博士は近代日本でも有数の有名な医者であ…

  6. ウェブ

    「「休学のすすめ」、休学して、、」、Seattleからの続き

    →English 前回 、Seattleで3人の学生さんたちと…

  1. キャリア

    新しい年度を迎えて新しいリーダーを送り出す Teach For Japan
  2. グローバル

    あけましておめでとうございます
  3. facebook

    facebook

    インフォメーション

    2018 Hello Tomorrow Japan Summit
PAGE TOP