グローバル

トロントからの取材

この一年余り、2013年の英国によるG8認知症サミット以来、高齢化社会の大問題のひとつ、認知症問題123)にかかわってきました。英国政府の World Dementia Council (WDC) の委員の一人なのです。ですから、わたしは認知症の専門家ではありませんが、それなりの取材を受けることがあります。

トロントスターというカナダの有力紙のジェニファー・ヤン記者から取材依頼のメールがきました。何人かの取材対象として適切な方たちを紹介しながら、わたしも取材を受けました。彼女にとって認知症の取材のひとつです。わたしの場合は、6月のハーグでの認知症会議に随行してくれた、厚生労働省の新美医師もお呼びしました。

医療関係者、研究者などは言うまでもないのですが、去年の11月に日本で開催された世界認知症サミットでも話しをされた、ご自身が認知症という朝日新聞の山本朋史さんも取材するよう紹介しました。山本さんは、認知症についての週刊朝日のシリーズや、ご自分でも認知症に関する著書を著しています。

週刊朝日の8月7日号、山本さんの「ボケてたまるか」を見ると、なんとわたしからの紹介でヤンさんからもらったメールの話で記事がはじまっているではありませんか。

「カナダの新聞社からの取材、女性記者の質問にたじろぐ」

カナダの新聞社の女性記者から取材依頼のメールが届いた。認知症早期治療のことを聞きたいとのことだった。その数日後には台湾から『ボケてたまるか!』を翻訳出版したいというオファーまできた。外国語がまるでできないぼくは慌てた。
(本誌・山本朋史)

カナダのトロント・スター紙のジェニファー・ヤン記者からメールをもらったのは5月中旬。福島第一原発事故の国会事故調査委員会の委員長だった黒川清・東大医学部名誉教授の紹介で、という。

週刊朝日 2015年8月7日発行 34ページ 「ボケてたまるか!」第2弾 本誌記者63歳:4
(認知症早期治療 実体験ルポ)より

山本さんのなんとなく切ない英語で苦労する、プロの書き手の「取材される記事」はなかなか良かったです。

こんなときにお役に立つと、なんとなくうれしくなります。

 

お知らせ前のページ

講演スケジュール – 2015年8月次のページ

関連記事

  1. 3.11

    福島原発事故の現状にNatureも懸念を表明、何をすればよいのか?

    →English福島の事故の現況はちっともよくなっているとも思…

  2. グローバル

    ロンドン、WDCの新しい展開

    →English2013年、英国のG8サミットで始まっ…

  3. 歴史

    「漱石、熊本、牛込、そしてわたし」、不思議な偶然

    →English先日7月8日のブログでもちょっと書きましたが、…

  4. キャリア

    医療政策機構をめぐるいろいろな活動

    私の活動の一つに健康・医療政策をめぐるものがあります。G7 W…

  5. イノベーション

    TEDxTokyo 2011

    →English2009年に始まったTEDxTokyo(資料1)。今…

  1. イノベーション

    創造的資本主義 - Creative Capitalism-
  2. facebook

    Recent Posts on Facebook(2017/4/25)
  3. 未分類

    世界の課題、日本の課題
  4. プロフェッショナル

    臨床研修の評価を推進すること、自律した「プロ」の責任を
  5. イノベーション

    環境技術と日本の成長、アジアの成長
PAGE TOP