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カーネギー博愛賞授賞式など

ロンドンからワシントンに来ました。着いたその夜はカーネギー財団のPhilanthropyメダル受賞のデイナーレセプションに出席して、二人の受賞者、京セラの稲盛会長と英国ブレア政権の科学技術担当大臣のセインズベリー卿にお会いしました。翌日は授賞式ですが、セレモニーの前にYale大学のファンドマネジャーDavid Swenson氏の『財産管理と投資戦略』、John Hopkins社会学教授Lester Salamon氏による『「NPO」をめぐる社会的動きの背景と将来への展望』という二人の本当にすばらしい講演がありました。非常に勉強になりました。受賞セレモニーでも、紹介者(David Rockefeller 氏とThomas Foley前駐日アメリカ大使)も受賞者もとてもよい話をされました。稲盛さんは日本語で通訳を介して話されましたが大変よかったです。Dr. Maxine Singer、Dr. Richard Meserveとも仲良くなれてよかったです(Internetでちょっと調べてね、すごい人たちですよ)。午後と翌日は全米科学アカデミーのDr. Alberts会長ほか何人かの人たちと相談事があり忙しかったけれど、パリ・ロンドンにつづいて、ワシントンでも充実した2.5日を過ごしました。そのあとDuke大学のあるDurhamに2日きて明日帰ります。今回のパリ、ロンドン、ワシントン、ダーラムと11日間での世界一周はきわめて忙しかったですが、とても充実した時を過ごすことができました。時々広い世界に出かていろいろな方にお会いできるのはとても幸せなことです。

ところで、今年はペリーが日本にきて150年、この年に北里柴三郎が生まれています。「ドンネルの男、北里柴三郎」という本が出版されました。本当にすごい人ですね。読むことをお勧めします。次の年に高峰譲吉が生まれています。この人もすごいですね。最近、近代日本の歴史の話が医学生のメーリングリスト等で話題になっていますが、頼もしい限りです。メーリングリストでもコメントされていましたが、白洲次郎という人を知っていますか?1902年の生まれです。17歳でケンブリッジ大学、英国で8年過ごして、本当に格好よい「紳士」として、「原則」に厳しく、肩書きや権力で威張る人を嫌い、アメリカ占領下の日本でも活躍した人です。今の日本に、白洲氏のような「個」に生き、「原則」を大切にし、世界と日本を知って「本音」で生きる、こんな人がエリート層に一人でもいるとほっとするのですが、なかなかいませんね。そこに日本の問題があるのです。

朝河貫一のこととか、蜂須賀正とかね。白洲次郎さんのこともいくつか本がありますので(最近では「風の男白洲次郎」新潮文庫、青柳恵介著、平成12年、400円)読んでみてください。スカッとしますよ。若い時には世界に出かけて視野を広げることです。

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