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ダボスから(1)

いま「ダボス会議」に来ています。今年のテーマは「Partnering for Security and Prosperity」です。初日にはWelcome LunchでClinton前大統領の講演があり、大変盛り上がりました。その夜には、Bush大統領がState of Unionを行い、アメリカではいよいよ選挙モードというところですね。数回に分けて、「ダボス会議」で感じたことを紹介していきたいと思います。

このような難しいときだからこそ、「ダボス会議」のようなNPOの中立的な組織による対話の場所はますます大切になるでしょう。「Geopolitics」のセッションに出ましたが、中国、ロシア、アメリカ、イギリスからのパネリスト、さらに選ばれたばかりのグルジアの若い大統領、Mikheil Saakashvilleが参加しました。この大統領は、小さいけれどもいくつもの宗教で構成される国で、情報公開と会話の推進を通し、国民による民主化を進めることで、途上国の民主化の参考になればと熱く語っていました。しっかりした考えを、はっきりと述べ、伝えたいという大統領の気持ちが大変よく伝わってきました。国際的な支援は間違いなく得られるでしょう。以前にも紹介したヨルダンの若い国王もすばらしい人で、同じようなプロセスで国際的な支援を得ています。きわめてオープンで、しっかりした哲学を持っている人です。イギリスでの教育を受けたからでしょうか。みんなが厳しい目で新しい「リーダー」を見ていますが、信頼できる人であると援助は惜しまないということです。

何事も「リーダー」の問題なのだと思います。いつも言っていることですが、このような国際的な場での評価は、結局は肩書きではなく、リーダー個人の資質の問題なのです。4年前に初めてこの「ダボス会議」に参加して感じたことは、日本の「リーダー」と呼ばれる人たちの中に、肩書きではなく、個人的に人間として魅力を持った人がきわめて少ないということでした。いつも言っているように「組織」の中で、しかも日本の価値だけで出世してきた人たちだからでしょう。

話が飛びますが、JR東海の新幹線車内誌「Wedge」(2月号)に、私の「リーダー論」の考えが、3冊の本を紹介しながら掲載されています。是非読んでください。ではまた。

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