ブログ

「プロ」のジャーナリスト

年末年始に読んだ本がもういくつかありました。

私が“グローバリゼーション”について話すときに時々引き合いに出す、「The Lexus and the Olive Tree: Understanding Globarization」を書いたNY TimesのコラムニストThomas Freedmanが書いたコラムに彼の「Diary日記」ともいうべきメモをつけた「Longitudes and Attitudes」(Anchor Books, 2003)です。

いつもながらの鋭い視点で、多面的にものを見る思考と書きぶりに圧倒されます。“September 13th”のコラム以後はほぼ毎週2~3本というピッチで書き上げています。日本にこんなジャーナリストがいるでしょうか。

朝日の船橋さんが思い浮かびますが、彼も朝日新聞、週刊朝日等々、そして「同盟漂流」などの本をものにしており、その観察眼、取材力、書きぶりには圧倒されます。

このようなすばらしいジャーナリストがある程度の数いて、しかもかなり頻繁に書いてくれることは、情報提供という点からも、複数の視点を国民に与えるという点でも、民意形成に必須の条件であろうと思います。つまりこれが、メディア、ジャーナリズムの社会的責任であり、「プロ」ジャーナリスト(サラリーマンではないという意味です)の育成は、民主主義の必要条件だと思います。

テレビではなく、書いてあることは一瞬ではなく、何度も読み返すことができるからこそ、貴重なのです。

実はあと2冊紹介したい本があるのですが、別の機会に。

最近読んだ本の感想前のページ

ダボスから(1)次のページ

関連記事

  1. グローバル

    北京WHO、東京で宇沢先生と医療政策論議とblog

    →English10月24日、Abu DhabiからDubai空港を…

  2. グローバル

    科学技術振興機構の新春に、「日本の国家ビジョン」を

    →EnglishWashington DCから帰京して早々の14日、…

  3. ブログ

    “寒い”ニューデリーから、そして元気な日本の若者

    26日朝、北京からニューデリーに着きました。夜中に到着ですが、涼しいで…

  4. ブログ

    ジュネーヴ、WHO本部から

    2005年に始まったWHOのCommission for Social…

  5. ブログ

    “破格、破天荒のスーパー日本人” 蜂須賀侯爵

    3月15日に書いたジェンダー問題に関するブログで津田梅子さんを紹介しま…

  6. ブログ

    経団連、東富士の夏のセミナーへ

    7月26・27日と静岡県小山町で経団連の幹部40人ほどが集まって開催さ…

  1. イノベーション

    Webcast、Stanford大学での講演
  2. キャリア

    高校生への講演とPEAKのレセプション
  3. facebook

    インフォメーション

    お知らせ
  4. イノベーション

    Bangladesh「ドラゴン桜」、GCMP続報
PAGE TOP