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ダボスから(2)

今日は皆さんもよくご存知のHarvard大学のMichael Porter氏らと「The Future of Healthcare」というパネルに出ました。いやいや、これは本当に難しい問題ですね。医師は私だけで他は企業人、経営者でした。Porter氏はアメリカの医療についての本を執筆されたそうで、これは4月に出版されるそうです。そこで、日米医療の比較等から議論を始めないか、という話になりました。一橋大学大学院の竹内弘高教授、石倉洋子教授(今度の学術会議の副会長の一人)らがPorter氏の友人ですし、これは面白いかもしれません。日本でもどこでも、医療制度は大きな課題なのに中々先が見えません。

午後はBBCの雇用問題のセッションにも参加しました。米国の労働長官Elaine L Chao氏にもお会いしました(彼女のすぐ後ろに座っていたのでBBC放送で私を見かける人もいるかもしれません)。米国で初めてのアジア人女性の政府高官です。すごい経歴(Mt Holyoke College, MBA at Harvard, studied at Dartmouth, MIT, Columbia)ですが、まだ50歳になったばかりです。アメリカのエネルギー、ダイナミズムを感じます。しかし、人口が増え、中国、インド、イスラム、ラテンアメリカ等の経済成長と共に、雇用はどうなるのでしょうか?労働力が増えたらそれに伴って世界経済も成長するでしょうか?これは重要な問題ですね。経済と雇用は密接につながっていますからね。どんな経済が成長するのでしょうか。雇用が生まれなければ、失業者は増加し、不満はつのる一方ですね。グローバル時代の世界はどこに向かっているのでしょうか。

夜は、Japan Dinner Receptionがありました。今回のレセプションはこの3年で一番よかったかもしれません。多くのアジアからの参加者たちも来られましたし、この3年で始めて「寿司」が出ましたよ。新聞にも出ていたと思いますが、自民党の中川秀直政調会長、二階俊博経済産業大臣も来ましたし、経済同友会代表幹事で日本IBMの代表取締役会長でもある北城恪太郎氏、SONYの出井伸之氏、JETROの渡辺修理事長等々も来ていました。私としてはしばらくぶりに環境問題の大御所Lester Brown氏と会えたのがうれしかったです。Michael Porter氏も後から駆けつけてくれました。

レスター・ブラウン氏も参加した、「地球環境 危機からの脱出―科学技術が人類を救う」が出版されました。

ところで、去年は英国のBlair首相(GatesとBonoなどもそうでしょうか)が、一昨年は米国のPowell国務長官が一番スポットを浴びていたように思います。世界の動向からしても当然ですね。今年もGates、Bonoはマラリア、結核等の問題に積極的に発言しています。世界的な視野で何が出来るか、何をするのか、一人ひとりが考え、例え小さくても発言し行動するのは大事です。

写真: BBCニュース 米国労働長官 Ms.Chaoと私です。

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    2005年8月
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