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「アカウンタビリティ」と「リスク・コミュニケーション」;カタカナにご注意

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このブログでも、栗原潤さん1)のことを何度か紹介しています。

彼の広く、古典などを含めた読書歴と知識、しかも英語だけではなく、複数の言語で原書を読む力量などからくる洞察の深みが素晴らしいので、いつも議論が弾み、楽しい時間が持てます。

私が日ごろから発言している言葉に「アカウンタビリティ」があります。日本では「説明責任」となっていますが、これは大きな間違いです。「自分の立場に付与されている責務を果たす」という、責任よりもっともっと大事で、大きな意味がある言葉、という主張をすぐに理解してくれた一人です。

この点については、山本清さんの優れた学術書が出版されました。栗原さんも早速に引用しています。これについてはまた説明します。

去年の6月、米国科学アカデミーで行った私の講演でのことですが、この「アカウンタビリティ」を日本では「説明責任」と言っているが、これは「典型的な」「Lost in Translation」であると指摘した時の、参加している方たちの反応について触れました。

似たようなことですが、最近、栗原さんのコラムで、「リスク・コミュニケーション」についてもコメントをしてくれました。国会事故調では、この言葉を使っていません。なぜでしょうか?

外来語をすぐにカタカナにするのは大きな誤解を生む可能性もあります。皆さんも注意しましょう。

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